千葉大学大学院医学研究院

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千葉大学大学院医学研究院・医学部

千葉大学医学部附属病院
プログラム担当教員
自ら新しい時代の扉を開けて欲しい
若い皆さんがやれることはたくさんあります。このプログラムには医学や医療の分野で活躍している数多くの教員が参画していて、新しい教育システムが導入されています。このプログラムのメリットを生かして、柔軟で幅広い視点を養い、将来の医療イノベーションを担う人材として羽ばたいて欲しいと考えています。
基礎から展開している脳・神経の研究
私達の研究室では、脳・神経系がどの様に作られるのかを調べて、再生医学につなげたいと考えています。脳・神経系では、神経細胞の再生はほとんど起きませんので、矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、それだけにブレイクスルーのチャンスがあると考えています。特に、私達が初めて発見し、早い時期の神経幹細胞で働くNeproというタンパク質を切り口として研究しています。2014年のノーベル医学生理学賞は、脳の中で「場所細胞」や「グリッド細胞」を発見したオキーフ博士らが受賞しましたが、脳・神経系にはまだまだわからない事がたくさんあります。そのため有効な治療へたどり着けないという問題を抱えています。米国でスタートしたBRAIN Initiativeという大型プロジェクトは、基礎的なことから脳を調べることを目指していて、生命研究の大きな流れとなりつつあります。日本も立ち後れないようにしていく必要があります。
植物ウイルスから脳・神経の研究へ
私は以前、理学部でタバコモザイクウイルスという植物ウイルスの研究をしていました。植物も病原体から自分を守る仕組みを持っています。植物はウイルスに感染すると、感染した細胞を囲むように堤防を作り、ウイルスを閉じ込めます。堤防の中の細胞は、水や栄養を絶たれて壊死しますが、堤防の外は感染から免れることができます。しかし、ウイルスの中には、閉じ込めをすり抜けるものもいます。そこで、閉じ込められるウイルスとすり抜けるウイルスでゲノムの一部を入れ替えました。つまり、2種類の植物ウイルスでできた遺伝子組換え体を世界で初めて作って調べました。その結果、植物のタバコは、ウイルスのコートタンパク質を認識して閉じ込め作業を開始しますが、すり抜けるウイルスではコートタンパク質が変化していて認識されないようになっていることがわかりました。この研究で博士号を取った後、「認識」をきっかけとして、ヒトを人たらしめているものを知りたいという思いで脳・神経の研究の世界に飛び込みました。ほんの少し遠回りしましたが、脳・神経を他の人と違う視点で捉えられるのは大きな利点になっています。
異なる分野の人に参加して欲しい
千葉大に来るまで、東大、阪大、基生研、Caltech、理研、遺伝研、京大といろいろの場所で学び研究してきました。数多くの素晴らしい人と様々な考え方に出会えたことは、かけがいのない財産です。異なる分野の人と話し合っている時が、新発見・新機軸のチャンスです。医学部以外の出身の方にも、このプログラムに積極的に参加して自分の可能性を伸ばしていって欲しいと思っています。


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