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千葉大学大学院医学研究院・医学部

千葉大学医学部附属病院
プログラム担当教員
これ以上ないプログラムとインセンティブが大きな魅力
今までの教育の枠組みに加えて、なぜこのようなプログラムを立ち上げたのか。そこにはいくつかの狙いがあります。分かりやすいところでいえば、大学としての社会からの評価…いわゆるブランドですね。千葉大学が今後、発展し続けるためには、自身のブランドをこれまで以上にアピールする必要があります。たとえば、進学する大学を決定するときに、各大学の魅力を十分に理解した上で大学を選ぶ学生さんは決して多くはありません。学生さんは大学が発信した情報ばかりではなく、社会での様々な情報に影響されながら大学選びをしているからです。その意味で、千葉大学が正しく理解され評価されるためには、千葉大学が自らのブランド力(りょく)を理解してもらえるよう努力する必要があります。つまり「優秀な人材を育てたい、優れた学生たちに参加してほしい」と私たちが考えるならば、逆に本学が選ばれる理由というものを作る必要がありました。そのために、われわれは充実したプログラムとインセンティブを用意することにしました。このプログラムを見て、意欲と実力のある学生さんが集い、将来この学生さんが社会で活躍することを目指しております。ここまで進んで初めて、千葉大学のブランド力(りょく)を社会に示せる訳ですが、今回のプログラムはまさにその長い戦略の第1歩となるものと考えています。
このプログラムの発足は多くの先生方のご尽力によるものなのですが、プログラムの内容についても、素晴らしいものを用意することができました。やる気がある学生にとっては、これ以上のものはないでしょう。それこそが学生にとって、最大の魅力だといえます。決して画一的ではなく、本人の意欲や実力に応じて大きな可能性が用意されている。国内外の大学や企業との連携体制であったり、さまざまな形でのサポートであったり、とても多くのチャンスが用意されているのです。自分自身の可能性を広げたい、あるいはもっともっと先を、高い場所を目指したいという意識の強い学生にとって、それは非常に魅力的なものでしょう。
インセンティブについても同様です。たとえば「卒業後の充実したキャリアパス」。これは学生にとって大きなインセンティブになる要素です。また産業側との連携という点でいえば、修学中の企業体験を行えるインターンシップのようなものですね。今はまだ、そうしたカリキュラムはあまりないですが、このプログラムを通じて、そうした仕組みをどんどん構築していくことができればいいと考えています。
また、例えば素質もあるし意欲も高いのに、経済的な理由で勉強ができない…そんな境遇の学生もいるかもしれません。そうしたケースには奨学金のような、そんな仕組みを検討することも有効だと思います。
人材を介した産学のつながりをより強固なものに
優れた人材を介しての産学のつながりというのは、「卵が先か鶏が先か」という側面があるのは間違いありません。ですがどちらから始まるにしても、まず「卵と鶏」のサイクルをひと回りさせるところから始めないことには、先に進むことができません。
まず優れた学生を集めて優秀な人材に育て上げる。やがて彼らが大学を離れて企業や研究所に移り、そこで素晴らしい活躍ができれば、企業側では「もっと多くの優秀な人材を育ててほしい」という、本学への評価と期待が高まることになります。そうなると学生側でも「千葉大のプログラムに参加すれば、自分のやりたいことが生涯にわたってできそうだ」という評価を得られる。するとさらに意欲の高い、優れた人材を集めることができる…という、大きな循環をつくることができるのです。
千葉大学は免疫学における研究力、さらにこれらの学問に裏付けされた臨床面で高い評価を受けています。ことに前者に関してはすでに世界レベルにあることは間違いないですし、「治療学を推進し、臨床医学や医療を発展させる」という観点からみても、千葉大学は多くの実績をもっています。こうした強みを軸にしていくことは、千葉大学ならではの特徴を活かすことにもなるでしょう。
近年、様々な要素を数値化したデータでの大学の順位付けが進められています。こうした数値はある側面を、ある尺度で、客観的に表すものですので、データ自体を上手に活用していただければ良い訳ですが、もっと丁寧に、その本質を見ていかないと、個々の大学がもつ特色や強みといったものが見えにくくなってしまいます。そうではなくて、われわれだからできること、作り出せる特徴というものを社会にアピールし、自らは常に高みを目指すという姿勢が不可欠だと考えています。
これまでの千葉大学の卒業生も、千葉大学ブランドを胸に社会に旅立っていった訳ですが、このプログラムの推進によって、卒業後のインセンティブをより一層、明確に示すことができるようになると思います。ですからまずは「卵と鶏」のサイクルをひと回りさせることが非常に重要だ、と考えています。
自らアクションを起こして、次のステージへ
私は「求めよ、さらば開かれん」という姿勢を大切にしています。高い目標をもった人は、周囲の力も借りて、より高いところへ引き上げられていく。この仕組みがなければ、目標とする到達点に達することは非常に困難です。学生たちは常に競争し、振るい分けに晒されるのが当然と考えています。このプログラムは参加したからといって、何かを約束するものではありません。学生同士の競争はありますし、それは通常以上に厳しいものになるはずです。周りはみな意欲の高い、優れた人材ばかりなのですから、それは当然でしょう。
世の中では何かにつけて「平等、公平」ということが言われるけれども、たとえば意識の高い優れた人間と、そうでない人間を、同列に扱うことが果たして正しいのかどうか。確かに機会は平等、公平であるべきでしょうけれども、資質も意識のレベルも違うメンバー全てを同じ場所に引き上げることが正しいとは、私自身は思えないんです。むしろ、激しい競争の中を這い上がり、頂点に近づこうという意欲と実力をもった人材の中から「トップ・オブ・ザ・トップ」を育て上げるべきだ、という考え方で、私はこのプログラムに接しています。この目標に自ら手を挙げて、このプログラムに採択された学生は、「世界のリーダーとなる候補者」としてスタートを切ることになるわけです。
ですからこのプログラムに興味があったら、とにかく連絡してほしい。ラボを見たいと思ったら、遠慮なく申し出てほしい。それを断る先生はいないと思いますよ。気軽に連絡して、どんどんやって来てほしい。そして「ここならば!」と感じたら、ぜひ参加してほしいですね。われわれは「待つ立場」なので、もどかしいところもありますが、逆に「どんな人材に出会えるだろう」とわくわくしている面もあります。ぜひ自らがアクションを起こしてほしいと思います。


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